今年はプロジェクションマッピングも!鼠ヶ関イルミネーションイベント開催【山形県和鶴岡市 鼠ヶ関灯台】

2022/11/17

山形県と新潟県の県境に位置する“歴史と港の街・鼠ヶ関”。2016年に鼠ヶ関灯台が「恋する灯台」に認定されてからは、“灯台の街”としても親しまれています。

そんな鼠ヶ関灯台で「鼠ヶ関 恋する灯台 夏煌(きら)めき2022イルミネーション」が7月30日(土)~10月10日(月)の期間で開催されました(点灯時間:午後6時30分~午後9時30分)。

鼠ヶ関活性化プロジェクトの一環として2回目の開催となるこちらのイベント。そもそもは令和2年、鼠ヶ関小学校の6年生が総合学習の授業の際に、「はなさきロード イルミネーションで活性化」と銘打つ地域活性化のアイデアとして提案したものです。

笑顔も輝け!鼠ヶ関で小学生主導のイミネーションイベント開催

そのアイデアが昨年夏に地域全体を巻き込んだプロジェクトとなって実を結び、本年度も継承。この夏は実行委員長の佐藤丈典さんのかじ取りの下、鼠ヶ関恋する灯台イルミネーション実行委員会の主催で行われました。

また、7月29日(金)には感染予防の観点より関係者のみ100名が参加した点灯式も開催。開会セレモニーの後、鼠ヶ関小学校の児童が18:59よりカウントダウンを行い、19:00にイルミネーションが点灯されました!

そして翌日の30日(土)から本格的にイベントがスタート。昨年は約6000球だった電飾が今年は約9600球へと大幅にパワーアップされ、鼠ヶ関灯台と灯台に至るまでの弁天島遊歩道がイルミネーションで彩られました。

そして今年度の新企画として、白亜の灯台の外壁を使用したプロジェクションマッピングの投影も実施。実行委員会によると、「音楽を交え、鼠ヶ関灯台(恋する灯台)の魅力とともに、春から冬にかけて訪れる、四季折りおりの鼠ヶ関、鶴岡の豊かな自然をイメージした映像となっている」のだとか。

さらにキッチンカーも登場してイベントを盛り上げました。

「“プロジェクションマッピング”や“キッチンカー”などの新企画を盛り込んだのは、灯台及び鼠ヶ関の海洋資源(ねずがせきマリンパークなど)の活用による観光誘客を図るため。地元委員会で観光戦略を策定し観光地づくりを進める一環として実施したものです」(実行委員会事務局の鶴岡市役所温海庁舎・叶野進さん)

灯台✕アートによる幻想的なコラボレーションと美味しい食べ物、どちらも鼠ヶ関の素敵な思い出になりそうですね。

期間中には約1000人が来場し、今年も盛況のうちにイベントが終了しました。

取材:足立美由紀

画像・資料提供:鶴岡市役所 温海庁舎