灯台と郷土料理の意外なつながりに注目「石焼フェス」【秋田県男鹿市 入道埼灯台】

2024/11/25

日本財団「海と日本プロジェクト」の一環である「新たな灯台利活用モデル事業」の助成を受けたイベント「入道埼灯台石焼フェス&体験ツアー」が11月3日(日)、秋田県男鹿市の入道埼灯台周辺で開催されました。

入道埼灯台を基点とした新たな観光事業の造成に取り組む「入道埼灯台利活用事業実行委員会」の主催。水と魚介類などを入れた木の桶に真っ赤に熱した石を入れ、一瞬で沸騰させる男鹿の名物料理「石焼料理」をテーマに、初めて企画されました。

この石焼料理に欠かせないのが、高温に熱しても割れないことから地元で「金石(かないし)」と呼ばれている特別な石「溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)」。約7000万年前の火山活動によって形成された非常に硬い岩盤で、入道埼灯台もこの溶結凝灰岩の地層の上に立っています。

今回のイベントは、石焼料理を食べながら灯台とその下にある地層、郷土料理との意外な関係性に触れてもらおうという企画。石焼料理の実演販売や、「石焼」をキーワードにしたフード販売などを行い、約1400人の来場者でにぎわいました。

海岸での溶結凝灰岩の地層観察と入道埼灯台見学、石焼料理の試食を組み合わせた体験ツアーも事前申込制で行い、県内外から22人が参加しました。参加者からは「灯台や石のことなど分かって良かった」「地質や灯台の話をたくさん聞けて満足感があった」との感想が寄せられました。

イベントの詳しい様子は以下のPR TIMESの記事よりご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003050.000077920.html