宮城県 石巻市 大須埼灯台
宮城県・雄勝半島の最東端、大須浜の高台に建つ灯台。第二次大戦後の1949(昭和24)年、大須漁港に出入りする漁船や雄勝半島沖を航行する船舶の航行安全に寄与するために建てられた。
灯台データ
- 初点灯: 不明
- 灯台の高さ: 12m
- 灯りの高さ: 50m
- 形状: 白塔形
- 灯質: 群閃白光・毎6秒に2閃光
- 光達距離: 約22km
- レンズ・灯器: 不明
- 構造: 不明
- 設計者: 不明
地理データ
地理:落武者がつくった大須浜集落
灯台が立つ大須浜は雄勝町のなかでも最深の「十五浜」と称される地区の一つ。東は太平洋に面する入江、三方は山地に囲まれた地。落武者がたどり着いた隠れ里として説得力のある地形。
気象:温暖な気候で、冬は晴れの日が多し
雄勝・大須浜を含む石巻市は温暖な気候から夏暖かく、曇りの日が多め。一方冬は晴れの日が多いが風が強め。年間を通じ気温は-2℃~26℃で推移し、7月~9月が観光に最良。
歴史:大須の成り立ち
奥州藤原氏が滅亡した1189年頃に開かれたといわれる大須浜。平泉を追われた落武者が「切り開きの五軒」という旧家となり、そこから分かれた別家によって集落が形成された。彼らは浜から石を運び石垣を組み、その上に家を建てた。
復興:幾度も津波を乗り越えたまち
三陸地方には紀元前から巨大津波に襲われていた跡が残る。近代においても明治三陸地鎮、チリ地震、そして東日本大震災などで巨大津波に襲われ、そのたびに復興を目指し、果たしてきた。
漁業:季節ごとに様々な海の幸が水揚げ
「日本一美しい漁村」とも称された雄勝町。海底から湧くミネラル豊富な伏流水により絶品の海産物が育つ。ホタテ、ホヤが特に絶品で、復興後の最新施設「硯上の里おがつ」で賞味できる。
その他:伊達の黒船造船の地
仙台藩主・伊達政宗が支倉常長をローマへ派遣したサンファン・バウティスタ号が建造された地という説も。他地区が建造・出港地という見方もあるが、地理的・地形的環境などから雄勝と推測される。
特産品:国産硯の生産量の90%を占有
雄勝産のスレートは地元民家の屋根の他、東京駅の屋根材にも用いられている。また、このスレートを用いた伝統工芸品「雄勝硯」は全国へ流通。「硯上の里おがつ」では多彩な硯の展示も。
伝統芸能:海山への祈り「雄勝法印神楽」
地元では江戸時代の商人・阿部源左衛門が深川より持ち込み、150年間担がれる神輿も。また修験者の祈祷の舞であった法印神楽が大衆芸能化され、毎年、海と山への祈りに用いられる。

「海と灯台のまち」の灯台をもっと見る
新潟市西蒲区
角田岬灯台
佐渡海峡を渡る船舶の道しるべとなる灯台。灯台の足元には、源頼朝に追われた義経が舟と共に身を隠したとされる名勝「判官舟かくし」が顔をのぞかせ、眼下には日本海の大パノラマと角田浜の白い砂浜が広がる。
西宇和郡伊方町
佐田岬灯台
四国の西端に突き出た佐田岬半島の先端に建つ。対岸には豊予海峡を挟んだ佐賀関(大分県)があり、佐田岬灯台の光が届く。灯台で使われているレンズは佐賀関にある関崎灯台から移設されたもの。
いわき市
塩屋埼灯台
白砂青松の美しい海岸線が続く「いわき七浜」の中央付近、薄磯海岸の断崖に立つ灯台。のぼれる灯台16基のひとつ。1956(昭和31)年に雑誌に掲載された、当時の塩屋埼灯台長の妻、田中きよの手記が、翌年公開された映画『喜びも悲しみも幾年月』の原点となったことでも知られる。
糸魚川市
能生港灯台
日本海に浮かぶ岩礁「弁天岩」の上に建つ観光灯台。現在は現役灯台としての役目を終え、シンボル的存在に。海岸から岩へは赤い欄干の「曙橋」でつながり、灯台の足元には海の守り神を祀る厳島神社が鎮座する。
石巻市
金華山灯台
天平時代(8世紀)に我が国で初めて金を産出し、朝廷に献上したとされる島「金華山」の東端に位置する灯台。灯塔の石材は花崗(かこう)岩で、石造灯台としては東北地方最古。北米大陸から日本への航海における最初の道標となる灯台としても知られる。
和歌山市
友ヶ島灯台
明治初期に建設された歴史的価値の高い石造の洋式灯台。紀淡海峡に浮かぶ無人島群「友ヶ島」の中心となる沖ノ島に建つ灯台で、砲台跡など島にはかつて軍事要塞島だった名残が残る。国の登録有形文化財。
出雲市
出雲日御碕灯台
島根県出雲市にある「島根半島」の西端に建つ灯台で、石造の灯台としては43.65mと日本一の高さを誇る。全国に5基しかない第1等フレネルレンズが現役で稼働している灯台で、その文化的価値も高く評価されている。
下閉伊郡普代村
陸中黒埼灯台
1947(昭和22年)に地元漁協が「普代灯柱」として設置。三陸復興国立公園の海岸段丘の景勝地に建ち、青い海と山の緑にひときわ映える白亜の灯台。北緯40度線上の灯台として、日本海側の入道埼灯台(秋田県雄鹿半島)と対をなす。
網走市
能取岬灯台
大正時代、逓信省による航路標識事業で建てられた灯台。霧信号所も設置され、1948(昭和23)年までは灯台守が併設の宿舎に住んでいた。流氷により航行が途絶える2~3月は業務を休止していた。
三原市
佐木島灯台
瀬戸内海に浮かぶ佐木島の北部にある小型の灯台。佐木島の周辺には島が多く、フェリーでの行き来が主な交通手段となっている。佐木島の港へ入る船上から、豊かな緑に囲まれた灯台の姿を見ることができる。
竹原市
大久野島灯台
広島県竹原市に属し、瀬戸内海に浮かぶ大久野島に建つ灯台。難所とされる「来島海峡」を避けるための航路に置かれた航路標識の1つで、現在のものは2代目。初代の大久野島灯台は香川県の「四国村」に移設されている。
賀茂郡南伊豆町
石廊埼灯台
江戸時代には燈明堂が置かれ、毎晩かがり火が焚かれていたという海の難所、伊豆半島最南端の岬に立つ灯台。1871(明治4)年に英国人技師ブラントンによって木造灯台として建てられ、1933(昭和8)年にコンクリート造に建て替えられた。「日本の灯台50選」のひとつ。





